突然ですが、左利きの皆さんの中で万年筆選びで困ったことないですか?
私は買ってみたものの擦れて書けない、インクが出てこないといったことが何度かありました。
安い万年筆はあきらめて人に譲ったりもしましたが、高い万年筆はそうもいかない。
そんな書けない万年筆の悩みを解消、そして買うときの試筆の大切さについてお話していきたいと思います。
きっかけ
前にもお話しましたが、私は半年ほど前から【モーニングノート】を毎朝書いています。自分の思考のデトックス作業って感じなんですが、これが性に合っていたんでしょうね。
それから書くことの楽しさに目覚めて、他にも手帳やコモンプレイスブック、あとは読んだ本の記録など、気が付けばたくさんのノートに文字を書いていました。
始めは持っていたフリクションで記入していたのですが、毎日手書きするようになると文房具にも凝りたくなってくるものです。
そうなるとあこがれは万年筆ですよね♪♪
どんなのがいいかなーって毎日Amazonと楽天を見まくっていましたw
欲しかった万年筆
最初は、大好きなYouTuberのmiichosさんが使っている『pelikan スーベレーン』の緑色のが欲しかったんですよね。ミーハーだからねw
でも値段を見たらものすごーく高い!!しかも普段5mm幅の枠に文字を書いてる私には外国製の万年筆はちょっとペン先が太いかもしれない…。
有名なモンブランも外国製で、しかもペリカンより高い!!なんじゃ、pc買えるぞってなもんです。低所得者の私には分不相応の商品です。
がっくりです。こういう時「貧乏っていやだわー」とつくづく感じます。
まあ、海外の高級万年筆は値段的にもペン先の太さ的にも私向きではなかったので、国産の老舗メーカーの万年筆が候補に上がりました。
1本目の万年筆
候補に上がったのが、SAILORの万年筆だったのですが、調べていくと万年筆というのは左利きには不向きであるということと、個体差が非常に大きいということを知りました。
本当は、実店舗で試筆をしてから買うのが理想です。でも、実店舗では定価で売っているためか、Amazonで買う方が値段が安かったんです。
万年筆を比較してみていれば、どうしたっていいものに目が行きます。最初は五千円ほどの万年筆を考えていたんですが、金ペンが欲しくなってきちゃんたんですよね。
レフティという左利き用の金ペンが定価で3万3千円、Amazonなら2万2千円前後です。1万円も違うのです。これはAmazon一択でしょ!ってなります(^-^;
でも、Amazon価格でも2万超える万年筆です。高いです!初めての万年筆に2万超えは腰が引ける…。他にもないかと探してみると14金のペン先のプロフィットスタンダードという商品がありました。
左利き用ではないが、他サイトで調べると調整という手もあるらしい。銀座伊東屋本店ならPen careというコーナーで調整してくれる、値段も1650円からか。ならいっそ書けない前提でAmazon価格10397円(2024/01/03当時)でプロフィットスタンダードを買ってしまえ!ってなりました。こちらの商品は定価だと1万3千円だったと思います。

SAILOR プロフィットスタンダード
調整費を出しても定価より安いんです。結果、全く書けませんでしたがw
直ぐに銀座の伊東屋さんで調整を頼みましたが、調整が終わるのに3週間ほど時間がかかりました。時間がかかるのは覚悟してたので、その点は問題なかったですが、最初にAmazonから届いた時に全く書けなかったのは、淡い期待があったためにがっくりしました。前述したとおり5ミリ方眼に字を書くことが多いのでこちらの万年筆は一番細字のEFを購入しました。画数が多い字もつぶれなく書けます。だから余計にインクが出なかったんですけどw
調整の結果は大満足で、今ではお気に入りで毎日使っています。
上手く使えない万年筆をお持ちの方、ぜひ一度調整頼むといいですよ!
万年筆が生き返ります(*´▽`*)
2本目の万年筆
1月に金ペンの万年筆買って、2月から本格的に使い始めたのに、3月にはもう1本新しい万年筆が欲しくなっていました。1本目がちゃんと使えるにも拘らずです。
理由はインク。万年筆好きさんにはわかっていただけると思いますが、色んなインクを使いたいのです!ノートの紙の色だったり、質感だったりでインクの色の映え方が違うんですよね!今はrollbahnとtravelers noteのドット方眼をメインに使っていますが、これに合わせてインクの色を変えたくなってしまうんですよ!
これはもう1本見に行かなきゃってことで今度は実店舗に試筆に行きました。2店舗行ったのですが、最初に行った店の店員の方との相性でしょうか。
もちろん私が頼んだ商品を試筆させてはくれるんですが、提案とかもなく受け身の接客だったため「私邪魔かな…」といった気分になり、あまり試せなかったです。
次に横浜そごうロフトの万年筆コーナーに行ったのですが、この店舗の店員さんは万年筆好きな感じの方で、とても気持ちのいい接客をしてくれました。
たしか8本位試筆させていただいたと思います。
この時、試筆をするのに店舗の雰囲気もとても大事だなって感じました。悩んでる時に「こっちはどうですか?」と次々万年筆を渡してくれて、気軽にたくさん試すことが出来ました。何本も快く試させてくれたので、「この子だ!」っていう1本に会えたので、本当にありがたかったです。次に万年筆を見に行くときも、こちらのお店に寄らせてもらおうと思いました。
購入した万年筆はもちろん定価ですw。Amazon価格より8000円位高かった。でも、「この子だ!」という万年筆に出会えたので、定価でも連れて帰る!そう思って即断で買ってしまいました。
こちらの万年筆は試筆の結果MFを購入しました。書いてみないとどのくらいの太さになるか分からないので、試筆は大事だなーっと実感しましたね!

SAILOR 万葉
今は2本の万年筆をノートに合わせて交互に使っています。
インクで遊びたいときはつけペンを使用中。わりと人気なのがSAILORの『hocoro』とPILOTの『iro-utsushi』だと思いますが、私はカリグラフィー用のスピードボールのペン軸にTACHIKAWAの日本字ペンというペン先を使っています。これはペン先がとても細いことと、左利きの私でもかすれが無く使用できるのです。ありがたいー
hocoroもiro-utsushiもペン先が万年筆タイプなので左利きにはちょっと使いづらいんです。でも調整も出来ないので、考えた結果のつけペンです。ペン先はGペンとか漫画書く時用のペン先がいくらでもあるので、しかもそちらだとかすれないので重宝しています。
左利きもいいものです
今回、万年筆を使いたくなり初めて左利きなことを悔やみました。
小学校のころ右に矯正するように言われたんですが、どうしても書きづらくて断念してしまったのです。今まで左利きで困ったことがなかったのでこれは本当にせつなかった!
ですが、調整と試筆で問題も解決出来て、左利きであることがちょっと嬉しくなりました。買うときはとても商品を選んでしまいますが、逆に言うと私が使える万年筆は本当に私のためだけの1本であるという感覚が強いんです。

書き比べ
昔からすぐに物を買っては「失敗した」というのを繰り返し、お金をどぶに捨てるような感じだったんですが、今回の万年筆に関しては、使うたびにウキウキしたり、書くことが楽しいと思える「実のある散財」だったと思っています。
暮らして行く上で必要のない贅沢品ではありますが、生活を豊かにするってこういうことかな。と、ぼんやりとですが感じられる散財でした。
この先こういう実のある散財が暮らしにちりばめられていけば、今よりも少ないお金でより豊かに暮らしていけるんじゃないかなって期待しています。
|
|
今回は書けない万年筆の対処と対処可能な店舗のご紹介、それと購入時の試筆の大切さについてお話してみました。もし横浜に行くことがあれば横浜ロフトで試筆してみて下さい♡まあ、実店舗だとどうしても定価購入になるので、あまりにも価格差がある時は調整ありきで買うのもありかなって思いますw
アラフィフなのに、まだまだお金や物との付き合い方で四苦八苦してますが、これからもちょっとづつ上手に生活できるように頑張っていきます♪♪ななおでした♥♥♥
コメント